過去の挨拶文(令和4年

令和4年12月の挨拶文

 例年よりも冷え込みが強いのか、12月に入ってからすでに2度雪がちらつく日がありました。
 桜井の街中を走るくらいなら問題ないのですが、宇陀の方では路面が凍結しているようです。降雪の日にそちら方面に行く予定があったのですが、仕方なくキャンセルました。
 丹後を離れるときにスタッドレスタイヤを手放したことが少しだけ悔やまれます。

薬師寺、金堂(奈良県奈良市西ノ京町)

令和4年11月の挨拶文

 桜井にやってきてもうすぐ5年が経ちます。
 町に馴染めたと言うにはまだ早いかもしれませんが,歩いていて知り合いに会ったり声を掛けられることが増えてきたように感じます。
 先のことは分かりませんが,この地で少しでも長く働き続けたいと思っています。

『当事務所(奈良県桜井市粟殿)』

 令和4年10月の挨拶文

 弁護士をやっていると理不尽に感じる問題は多々ありますが,今のところ断トツのトップ2は,「人質司法」と呼ばれる刑事手続における身柄拘束の運用と,生活保護制度の運用です。
 両者はまったく異なる分野の問題ですが,社会の目が届きにくい分野であること,すでに窮地にある人を更に追い込む運用であること,この2点は共通しているように思います。

『大講堂(法隆寺、奈良県生駒郡斑鳩町)』

令和4年9月の挨拶文

 9月になりました。
 この挨拶文を書いている時点ですでに中旬を過ぎています。田んぼの稲が色づいてきて彼岸花が目立つようになっている中で大型の台風が迫っているようです。
 幸いにもこれまでの人生では目立った台風被害に遭わずに済んできました。今回も何事もなく過ぎ去ってほしいものです。

『仁王門(室生寺、奈良県宇陀市室生)』

令和4年8月の挨拶文

 今月初めに墓参りに行きました。
 まだお盆の前だったので他にお参りしている人は少なく,とても静かでした。
  周りに誰もいない静かな場所で心の中で故人に語り掛ける,というのは普通に生活していると中々ありませんが,中々良いものです。
 墓じまいをする家が増えているようですが,墓参りの習慣が絶えることはないだろうと思います。

『長谷寺から眺める五重塔(奈良県桜井市初瀬)』

令和4年7月の挨拶文

 昨年からベランダでレモンの木を育てているのですが、ときどきアゲハ蝶が卵を産みつけていきます。
 順調に育てばアゲハ蝶の孵化~羽化までの流れを見られるので、よく見に行くのですが、自分が一番好きなのは青虫の状態です。どの青虫も例外なく綺麗な黄緑色になるのでついつい見惚れてしまいます。

『吉野水分神社本殿(奈良県吉野郡吉野町吉野山)』

令和4年6月の挨拶文

 これまで都会で暮らした経験もなければ通学や通勤をした経験もありません。そのせいなのか,たまに梅田や難波に出ると何とも言いようのないストレスを感じます。
 先日も久しぶりに梅田に出る用事がありましたがやはり駄目でした。
 これからも奈良に引き籠って仕事を続けようと思った次第です。
 今月も宜しくお願い致します。

『源義経の隠れ塔(奈良県吉野郡吉野町喜佐谷)』

令和4年5月の挨拶文

 喧嘩したいわけではないけれども相手に喧嘩を吹っ掛けられないために武器を持ってみる。そうすると相手も対抗して強い武器を持つようになる。そんな相手を見るとこっちはさらに強い武器が欲しくなる。そうやって両者の武器はどんどん増えていく。
 そしていつかひょんなことがきっかけで武器を使ってしまい、大喧嘩に発展してしまう。
 大喧嘩した後は「もう喧嘩はコリゴリ」と思って武器を捨てるものの、時間が経てばまた不安に駆られて武器が欲しくなる。
 
 こういうのは本当に間抜けな話で、いつまでこんなことを繰り返すのかと嫌になります。
 喧嘩はやりたい人間だけでやってもらって、関係ない人間を巻き込まないでもらいたいものです。世の中には土下座したり相手の靴を舐めたりしてでも喧嘩をしたくない人がいるわけですから。

金峯山寺(奈良県吉野郡吉野町吉野山)

令和4年4月の挨拶文

 先日証人として尋問を受ける機会がありました。
 普段尋問することはあっても尋問を受けることはなかったので、不謹慎な言い方ですが非常に面白かったです。尋問を受けてみて感じたのは、事件の争点に関連するかどうかにかかわらず自分の立場や心情を正確に知ってほしい衝動に駆られること、そのためついしゃべり過ぎてしまうこと。
 とても勉強になりました。

花矢倉展望台からの眺望(奈良県吉野郡吉野町吉野山)

令和4年3月の挨拶文

 花粉症の季節がやってきました。
 スギ花粉に敏感なので花粉が多い日は屋外に出るとセンサーのように鼻が反応してくしゃみを連発します。
 あと半月ほど我慢の日々が続きます。
 今月も宜しくお願い致します。

『蘇我入鹿首塚(奈良県高市郡明日香村飛鳥)』

令和4年2月の挨拶文

 「今日は寒いですね」と同じ感覚で「また感染者が増えてきましたね」というフレーズを挨拶代わりに使うようになりました。
 第~波の収束時期もなんとなく予想できるようになりました。
 私自身が徐々にコロナを受け容れている証拠なのかもしれません。
 そしてコロナに限らず社会の劇的な変容というやつはこのような感じで人々に受け容れられていくのかもしれない,と最近思うようになりました。
 ともあれ今月もよろしくお願いします。

『文殊院西古墳(安部文殊院)(奈良県桜井市阿部)』 

令和4年1月の挨拶文

 明けましておめでとうございます。
 毎年なんとなく買っていたおみくじですが,今年も買ったところ数年ぶりの大吉が出ました。
 おみくじに書かれていた「争ひ事 必ず勝つ」「商売 何しても良ろし」が実現することを期待して日々の仕事に励もうと思います。
 今年もよろしくお願い致します。


日弁連ひまわり基金20周年動画(奈良・桜井編)』